シングルセル免疫プロファイリング

適応免疫とレパトアの高解像度プロファイリング

Chromiumシングルセル免疫プロファイリング
ソリューション

シングルセルの解像度でヒトまたはマウス免疫細胞およびレパトアをプロファイリング

Chromiumシングルセル免疫プロファイリングソリューションは、ヒトまたはマウスの適応免疫応答における細胞の状態、そして数百～数万個のT細胞およびB細胞のレパトアをシングルセルレベルで同時に検討できます。Feature Barcodingテクノロジーにより、細胞表面マーカーや抗原特異性等の細胞リードアウト解析も可能となり、免疫細胞の表現型決定を向上し、リンパ球と標的細胞の間の動的相互作用を調べることができるようになりました。

サンプルからライブラリー調製、シーケンス、さらにソフトウェア解析までの効率化された10xのワークフローにより、T細胞とB細胞の多様性、V(D)Jの組換え、そして免疫細胞プロファイリングを解明できます。免疫学、免疫腫瘍学研究、感染症研究、そしてさらにその先の分野において、10xのソリューションが適応免疫系の理解を加速させます。

クローン性、多様性、抗原特異性および細胞状況の解明
完全長V(D)J遺伝子配列のアセンブリおよびアノテーション
個々のT細胞からのαおよびβ鎖TCRのペア配列の取得
個々のB細胞から免疫グロブリン(Ig)の重鎖と軽鎖アイソタイプのシーケンスを完全な解像度で取得
同一細胞内のTCR、B 細胞Ig、細胞表面タンパク質発現、5’遺伝子発現を同時測定
完全長のTCR αおよびβ鎖のペア配列とTCR-pMHC特異性との関連付け
細胞表面タンパク質発現と遺伝子発現の同時測定

抗原特異性を検出するFeature Barcodingテクノロジーのアプリケーションノートをダウンロード

免疫学をさらに加速

20万個におよぶCD8+ T細胞と44の抗原を用いたデータセットが間もなく公開されます。この大規模なデータセットは、Feature Barcodingテクノロジーを組み合わせた10xシングルセル免疫プロファイリングソリューションの広大な拡張性を示しています。遺伝子発現から、細胞表面タンパク質、受容体ペア配列、そして興味のある抗原まで、自由に組み合わせる柔軟性を備えた解析が可能となりました。

このデータセットでは、どのようにこの技術を適応できるかを実感いただけます。

疾患モデルにおける適応免疫反応の全体像を把握
異なる治療における適応免疫反応の変化を理解
幅広いネオエピトープ結合の全てのTILを同時に解析
包括的な免疫マップのためのTCR認識抗原のデータベースを構築

Immune Repertoire & Gene Expression Profiling

免疫レパトアおよび遺伝子発現プロファイリング

高度な多様性をもつT細胞およびB細胞抗原受容体レパトアと細胞遺伝子発現を同時解析することで、免疫応答の真の複雑さを明らかにします。このアプローチはヒトおよびマウスに対応しており、適応免疫応答、そしてさらにその先の研究につながる新たな知見の探索を加速します。

Feature Barcodingテクノロジー：細胞表面タンパク質

Feature Barcodingテクノロジーにより、細胞表面タンパク質発現を捉え、さらに同一細胞における免疫レパトアおよび遺伝子発現を加えた統合解析が可能となりました。同一細胞において遺伝子と細胞表面タンパク質の発現を同時に測定することで、タンパク質アイソフォームの同定および低発現転写産物のタンパク質検出が可能となり、解析の表現型特異性をさらに向上します。

Feature Barcodingテクノロジー：抗原特異性

Feature Barcodingテクノロジーでは、バーコードが組み込まれたペプチド-MHC多量体を用いることで単一のT細胞抗原特異性を同定し、リンパ球と抗原間の動的相互作用の研究が行えます。数百から数万のリンパ球における適応免疫応答に関する新たな知見を入手できます。

シングルセル免疫レパトアのプロファイリングを可能にする特長

100～80,000を超える細胞を効率よくパーティション化
優れた感度
シンプルなワークフロー
多様な細胞サイズに対応（下限なし）
最大65%の極めて優れた細胞回収率
1,000個の細胞あたり0.9%未満という低いダブレット率
Next GEMテクノロジーに対応

Experiment Planning Guide - Single Cell Gene Expression

実験計画ガイド：
シングルセル遺伝子発現

実験のデザインからパラメータの最適化、シングルセル遺伝子発現データ解析に必要な計算／解析ツールまで、あらゆる疑問に本ガイドがお答えします。実験計画ガイドをダウンロードして、シングルセル遺伝子発現技術が提供する豊富な情報を最大限にご活用ください。

実験計画ガイドのダウンロード

適応免疫系のプロファイル

その仕組みをご覧ください

シングルセル免疫シーケンスにより、免疫細胞機能の様々な側面を解明することができます。細胞タイプに特異的な免疫レパトアを、1細胞ごとに特定する方法の詳細をご覧ください。

Feature Barcodingテクノロジー

その仕組みをご覧ください

10xのソリューションをFeature Barcodingテクノロジーと組み合わせることで、適応免疫応答を高解像度にマッピングすることができます。無限の可能性をもつFeature Barcodingテクノロジーがどのように細胞ごとに、より完全な細胞の情報を入手するか、ビデオをご覧ください。

Chromium Controller

コンパクトで洗練された機能的なデザイン

コンパクトで洗練されたChromium Controllerは、サンプルのパーティション化および分子バーコード化の高度な同時進行を可能にします。数10万回～数100万回に相当するピペット操作を、迅速かつ効率的に自動化できるように設計されています。Chromium Controllerは、ゲノムからシングルセルの解析まで、すべてのChromiumソリューションにお使いいただけます。

Chromium Controllerの詳細